【つづき…】
ボクは一瞬呆気に取られた・・・が、、
ボクはダチの席に戻り、、しばらくこの話で盛り上がった。
ボクは勝った。
いや勝たずとも引き分けたぐらいな勢いでダチに喋りまくった。
そしてボクたちももう帰るか?となったところで
ボクは現実を知ることになる。。。
『マスター・・・お勘定w』
ボクは上機嫌でそう叫ぶ。
しかし・・・マスターは上機嫌なボクにこう言った。
『あ~米沢くん達の分?・・・
さっきのお客さんから頂いてるよ。』
これを聞いた時・・・ボクは今まで生きてきた中で一番腹が立った。
口で負けるよりも、喧嘩で負けるよりも
人間として、
そして男として負けたんだと感じたボクは無性に腹がたった。
向こうはハナっから
ボクなんて相手にしちゃいなかった。
これが一番悔しかった。
ダチは真夏の夜道を機嫌よく歩いている。
ボクはうなだれてダチの後ろをついていく・・・。
見るもん全部に腹が立った。
自分自身に腹が立った。
大人に遊ばれた真夏の夜、
ボクの真夏の、敗戦記念日・・・。
【完】
【読んでくれたみんな…
ありがとうございました。】